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陰翳礼讃
陰翳礼讃

1993年に谷崎潤一郎により書かれた日本の美学に関するエッセイ。
西洋と日本の影に対する美意識を比較し、西洋文化では部屋の隅々まで明るくして影を消すのに対し、日本文化では影を認め、大切にするということを述べ、日本の薄暗い明かりに象徴される伝統美について論じている。
“影がなければ、美は存在しない”
想い
私自身、苦しく、暗く、憂鬱な日々を送っていた最中に出会った「陰翳礼讃」という日本文化。影を重んじるこの文化は、私にとって非常に大きな意味を持った。辛い日々の中でただネガティブな感情に囚われるのではなく、そのような状況だからこそ美しいものや温かさが存在することに気づかせてくれた。陰翳礼讃が示す光と影のバランスを大切にする思想は、支えてくれる人々や励ましの言葉の優しさに気づくきっかけとなり、暗闇の中にも希望を見出す力を与えてくれた。この文化に深く魅了された私は、その影の美しさと温かさを自分なりに表現したいと思い、以下のアート作品の制作に取り 組んだ。
アート作品 一覧
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